今回は、ラナクが現れたり、ティナ―シャの過去が語られたり、オスカーの呪いの解呪が成功したりなど物語の進展が多くありました。
その中でもオスカーとティナ―シャの行動の裏で揺れる感情に注目して下さいね。
ティナ―シャの覚悟
呪いの解呪
ティナ―シャは、使い魔の猫からの報告で、オスカーのそばにいられる時間が残り少ないことを確信して、オスカーの呪いの解呪を実行しました。
呪いを同じ箇所にぶつけて相殺した、つまり呪い（強すぎる祝福）を無効化したということです。
呪いの解呪の詠唱の間のティナ―シャの思考「人は人を殺す。そのための感情。・・・・」の部分も葛藤している心に言い聞かせているように感じました。
さらにティナ―シャはオスカーがナーク（赤いドラゴン）の主人になるようにしました。
ティナ―シャがオスカーのそばを離れる覚悟をしている様子が分かりますね。
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クスクルの王ラナク
オスカーの父王の誕生祝いの準備中に、クスクルの魔法士が国境近くのタァイーリの街を襲撃し焼き払ったとの知らせが入りました。
今回の最初の場面では、ラナクは街が燃える様子を眺めていましたね。
管理人蒼雫のプチ知識
クスクルとは、タィーリから迫害された魔法士が中心となり、一年くらい前に作られた国だとされていました。
建国の影には、ラナクが居たということですね。
まずは、「四大国から変わってもらう」と言っていました。
どんな行動をする気なのでしょうか？
ラナクとの再会
ラナクが来ることを感じたティナ―シャは、直前に自分の血をオスカーの左耳の後ろに付け術をほどこしました。
そしてティナ―シャはルクレツィアの術を解いたときの私が言った言葉を覚えていますか？といっていましたね。
『閉ざされた森の魔女』ルクレツィアの術のことは、Unnamed Memory 第3話の見どころは？の記事に書いてありますので読んで下さいね。https://sizuku-a.com/unnamed-memory-3-osusume/
管理人蒼雫のプチ知識
その時ティナ―シャがオスカーに言った言葉とは、「貴方がアカーシアの持ち主である限り、魔女である自分を殺さなければならない日が来るかもしれない」ということでした。
ラナクがティナ―シャを迎えにきた時ティナ―シャはラナクに会えて嬉しいと喜びを表現していました。
ラナクは、ティナ―シャの為にクスクルを作りさらに周りの邪魔な街を焼いておいたと平然と言っていましたね。
そしてティナ―シャはオスカーに今夜で契約は終わりと一方的に告げました。
ラナクに向けてアカーシアを抜いたオスカーにティナ―シャは、ラナクを傷つけようとするなら自分が相手をすると剣を構えました。
その時オスカーの心は、今の自分なら魔女を殺せるという想いとそれを拒む想いで動けずにいました。
そのすぐ後にティナ―シャはラナクと共に姿を消してしまいました。
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ティナ―シャの過去
ルクレツィアは、ティナ―シャと殺し合いができる覚悟がある者だけにティナ―シャが語った過去について話すと言いました。
ティナ―シャの名前は、ティナ―シャ・アス・メイヤー・ウル・アエテルナ・トゥルダールで、四百年前に一晩で滅んだ魔法大国の次期女王候補でした。
トゥルダールは力がある者が王になるということで、飛び抜けた力を持っていたティナ―シャが次期女王候補となり、男性の次期王候補はラナクでしたが、実力は比べ物にならない程の差があったようです。
二人は許婚として育てられ まるで兄弟のように仲が良く、特にティナ―シャはラナクを慕っていました。
しかし、ラナクはティナ―シャに嫉妬の気持ちを抱くようになっていったようです。
そして、ラナク中心とする旧体制派はティナ―シャが十三歳の時、ティナ―シャを触媒として魔力の召喚を決行しました。
とても残酷な場面でしたよね。
ティナ―シャの苦しみと悲しみは想像を絶するものだったと思います。
これで、ティナ―シャが魔女になったことや、トゥルダールが一夜で滅びそして魔法湖が出来た理由が解明されました。
オスカーの覚悟
タァイーリの大きな街で建物を残して人が皆消失したという事件があり、それをやったのが「青き月の魔女（ティナ―シャ）」ということでした。
そして、タァイーリからオスカーに「アカーシアの剣士」として魔女討伐の依頼がきました。
オスカーは「ティナ―シャを殺せるのは自分しかいないが、ティナ―シャを殺す気はない」そして「手放す気もない」とはっきり宣言していましたね。
そのオスカーの強い決意に父である王は、王位をオスカーに譲ることにしたようです。
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より深く感動できますよ。
最後に
今回はこれから大きく動く物語の序章で、これからの展開についていく為にとても重要な部分です。
「貴方がアカーシアの持ち主である限り、魔女である自分を殺さなければならない日が来るかもしれない」というティナ―シャの言葉に二人の葛藤している気持ちが集約されているように感じました。
これからラナク、ティナ―シャ、オスカーがどう行動していくのでしょうか？
そしてオスカーとティナ―シャの関係は、気持ちは どうなってしまうのでしょうか？
これからの展開がとても気になりますね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
