今回はフィガロ・ファウスト・レノックスの関係や過去の真相が明らかになるなど、見どころが盛りだくさんです。
それぞれの考え
賢者の魔法使いたちは謎を残して、仕切り直しのために魔法舎へ戻ることとなりました。
バラバラな想い
そして、それぞれの不満・怒り・不安などの想いを言っていました。
リケは「賢者の魔法使いたち」に対して複雑な想いがありました。
ミチルは「魔法使いが嫌われたり迷惑がられたりするのは、北の魔法使いのせいだ」と言いました。
そして北のまほうつかいのミスラは、「なぜ好かれたいのか?なぜひとりで居ることに怯えるのか?」「魔法使いはひとりでも生きていける。だから嫌う人には嫌わせておけばいい。自分は傷つく覚悟をしている。」といいました。
「期待されて、歓迎されることにも、失望されて、追い出されることにも疲れた」だから東の国に帰りたいとファウストはいいました。
オズは力で従えることはできるが、意思をひとつに纏めることはできない。する必要もない。
それは一つに纏まる必要はないというオズの意見でもありますよね。
ネロは魔法使いは一人で生きることに慣れている、しかし他とこの世界と繋がって生きるのは向いてない。
ルチルは「今の自分たちの状態は、それぞれがぶつかって邪魔し合って道を歩いている、だからみんなが自由に歩けるように心の中の道を広くしていけば一緒にいられるのではないか」と言いました。
そして地上を見ると魔法使いたちに手を振っている無邪気な子供たちがいて、ムルが魔法で降らせた花びらに喜んでいました。
素直な子供の行動には学ぶべき点もありますね。
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賢者として
賢者は、魔法使いたちの言葉が頭の中を漂っていました。
そして前の賢者の書を読みながら、賢者として何ができるのか考えていました。
友達になりたい
前の賢者は、年に一度やってくる<大いなる厄災>を撃退する役目を背負っている魔法使い達と自分の会社での立場や人間関係などを重ねていました。
「責任を問われるばかりじゃそんなものだれも背負いたがらない」
だから「本当の自分で居られる場所になってやりたい」「みんなが安心して笑えるようなそんな存在でいたい」
「ほんの小さな信頼を築きたい」たとえ細く頼りない糸のようなものだとしても繋がっているから「ひとりぼっちでも歩いて行ける」のです。
隠された歴史の真実
ファウストの<大いなる厄災>の奇妙な傷(見ている夢が溢れ出てしまう)で過去に起こった事実を賢者も知りました。
偽りの歴史
中央の国で400年位前戦乱の世を終わらせ、建国した初代国王アレク・グランヴェル、そして建国の際に人間のために尽力した「聖なる魔法使いファウスト」は中央の国では英雄として伝説になっています。
「聖なる魔法使いファウスト」は中央の国で崇められ「聖ファウスト聖堂」も建てられています。
「聖なる魔法使いファウスト」は建国後姿を消したことになっています。
本当の歴史
約400年位前、ファウストが若い魔法使いだったころの話です。
アレク・グランヴェルとファウストは親友でした。
そして二人は戦乱の世を終わらせて、人と魔法使いが手を取り合い暮らす理想の世界を目指して戦う指導者でした。
しかし理想の世界が実現すると思われた時に悲劇が起こってしまいました。
親友だったアレクが側近にそそのかされ、ファウストを含めた魔法使いたちを捕まえ投獄し、処刑の丘で火炙りの刑に処されてしましました。
ファウストは火が付けられるその瞬間までアレクを信じていたそうです。
ファウストは、火がつけられた直後にレノックスにより救い出されましたが、多くの魔法使いがその時に石にされてしまったようです。
これが真実です。
溢れ出す夢
ファウストはレノックスに助け出された後 姿を消し、東の国の「嵐の谷」で誰とも関わらず一人で暮らし、いつしか「呪い屋」となっていました。
ファウストはアレクのことも恨んでいましたが、自分に付いて来た為に命を落とした魔法使いたちを想い自分を責めて心の深い傷となっていました。
その苦しみは、400年経った今でも「夢」に見るほど深いという事です。
その夢が溢れ出すのが<大いなる厄災>の奇妙な傷なのですから、ファウストにとってとてもキツイですよね。
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フィガロとファウストとレノックス
フィガロとファウストとレノックスの関係ですが、
400年程前レノックスは忠実なファウストの従者で常にファウストに付き従っていました。
そして事件が起こり、ファウストが姿を消した後 400年間ずっとファウストを世界中探していたと言っていましたね。(本当にスゴイことです)
ファウストがレノックスに対して「もうお前にしてやれることは何もない」と言い、レノックスは「何かして欲しいと望んだことはありません。今こうして再び会えたそれだけで充分です。もう離れません。」この会話だけでレノックスのファウストへの深い想いが理解できます。
そしてフィガロとファウストの関係は
ファウストが革命軍の指導者だった頃、さらに魔法の力や知識を高めたいと当時魔法の力が強く 有名人だったフィガロに弟子入りしました。
フィガロはファウストの清純で高潔な魂に心を動かされ弟子にしたようです。
そしてフィガロも革命軍としてファウストと共にいましたが、最後の戦いの前に姿を消したことで、ファウストは見捨てられたと感じフィガロを恨んでいます。
フィガロが姿を消した理由については詳しく説明されていませんが、北の魔法使いという立場上あまり目立つわけにはいかない などの意識があったのではないでしょうか?(勝利は目前だったというフィガロの言葉から推察)
フィガロの死期
フィガロは自分の死期が近い事をファウストに打ち明けました。(魔力が強い魔法使いは自分の死期が近づくとわかる)
フィガロは自分の死期が近い事を知り、かつてファウストが夢見た「人と魔法使いが平和に暮らす世界」を若い魔法使いたちに残して逝きたい。それにはファウストの力が必要だと言っていました。
これはフィガロの心からの願いだと思います。
不穏の影
ニコラスの異変
ニコラスは意識が戻ったが、鳥の影に身体を飲み込まれ鳥の化け物になり飛び去ってしまいました。
それを目撃したヴィンセントはこのことは絶対に口外しないようにと強く言いました。
そしてヴィンセントは「統治者にふさわしいのはアーサーよりも私だ」とアーサーが城に戻って来た不満をこぼしていました。
ミスラの怪しい行動
ミスラは何かを預けた中央の国の痩せた子供と一緒にいました。
そして「賢者様 楽しませて下さい」などと言っていました。
ミスラらしくない言動ではありますが・・・
ルチルがミスラに「痩せた子供に預けた物を引き取って来ましょうか」と言った時「知りませんけど」とミスラは答えていました。
謎ですね。
オーエン
カインの前に現れた「騎士様だ。僕を助けに来てくれたの」と言ったオーエンは今までと全く違う雰囲気と表情をしていました。
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最後に
今回はファウストの<大いなる厄災>の奇妙な傷が明らかになりました。
ファウストが今まで引き籠りで、人と関わりを持たずに居た理由が納得ですね。
理想の世界の実現まであと一歩というところで 親友に裏切られ 共に戦った仲間を失い、今でも自分を責め続けているファウストの心の深い傷はどうしたら癒せるのでしょうか?
ファウストの従者として仕えていたレノックスと出会い、そしてレノックスの深い想いを知ることで少しずつ変化していければ良いと感じました。
そういう心の深い部分を扱っているところも「魔法使いの約束」の大きな魅力のひとつです。
そしてストーリーは最後に向かってどんどん加速していきます。
今後の展開に期待です。
最後までお読みいただきありがとうございました。