今回は、ラナクの行動の意味そしてティナ―シャの真の目的は?など かなり盛り上がる回となっています。
オスカーとティナ―シャそれぞれの想いの行方も引き続き追っていきます。
現大陸の状況とクスクル王ラナクの目的
現在の大陸では、特に力を持った国 ファルサス・タァイーリ・ガンドナ・セザルが四大国と呼ばれています。
その四大国に対し、クスクルの王ラナクは従属を要求しました。
ラナクは、トゥルダールが滅んだ時に人の魂を取り込んで大陸全土に飛び散った魔力の残滓で出来た五つの魔法湖を使い、大陸全土を覆う大規模な魔法構成を組み、大陸の支配を目論んでいるようです。
それを成功させる為に、ティナ―シャの膨大な魔力が必要なのです。

管理人蒼雫のプチ知識
その五つの魔法湖とは、四百年前にラナクに取り込まれるはずだった力で、当時は制御できなかったものを今 ティナ―シャの力を借りて自分の中に取り込み、絶大な力を得るという恐ろしい計画です。
さらにラナクは四百年の魔法の眠りについていましたが、男の体は魔力的に不安定で強い魔力を保ち永い時を渡るのは難しく、肉体か精神に変調が出てくるそうで、ラナクも精神に永い眠りの影響が出ているようです。
そしてクスクルの力を示す為に、四大国の大きな都市で建物はそのままで、人だけが消失するという事件が起こしました。
青き月の魔女がやったということです。
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タァイーリ
今回クスクルとの戦いを始めたタァイーリはどんな国なのでしょうか?
タァイーリは、千年以上も前から魔法士を迫害していたという歴史があります。
それは唯一神イリティルディアの信仰に基づくものであり、唯一神イリティルディアの前では、魔力を持つ者は正常な精神を保つことができず、狂ったように暴走し人々を害したという事実がありました。
そして、神を畏れ魔法士を弾圧していったということです。
(魔法士に対しかなり残酷な事も行っていたようです)
そのような背景から、魔法士より自分たちの方が強いという思い込みが強くあり、新しい魔法士の国クスクルも簡単に制圧できると思ったのですが、進軍した一万人のタァイーリ軍は壊滅してしまいました。
しかし魔法士の力を信じていないタァイーリのルスト王子は、今度は自分が指揮してクスクルに進軍しようと考えていました。
そしてティナ―シャがルスト王子の前に現れ、全てが終わる二週間は進軍しないように、そして魔法士を蔑視するその態度が現在の状況を招いていると言っていました。
ルスト王子はティナ―シャの圧倒的な美しさと威圧感に魅了されたようで、明日も来るようにと告げました。
そして月の夜、オスカーとティナ―シャは再会しました。
オスカーの「ティナ―シャを殺したくない、そしてティナ―シャを連れて帰りたい」と言う気持ちとティナ―シャの「オスカーには関わって欲しくない、でもいざという時は自分を殺して欲しい」というそれぞれの複雑な気持ちが表情に現れていましたね。
大陸の運命は?
そしてファルサス、タァイーリ、ガンドナ、セザルの連合軍が進軍を始めましたが、クスクルの魔法士長バルダロスによって、旧トゥルダールの破壊された大聖堂跡地に転移されてしまいました。
ラナクは転移させた目的は、大陸を支配する力を手に入れるところを目撃させる為と言っていましたが、ティナ―シャを抑制する為の人質という意味もあったようです。
ラナクの計画の結果は・・・
ラナクの横にティナ―シャが現れラナクはティナ―シャの肩に手を置き魔力の供給を受けながら、用意していた五つの魔法湖の構成を繋げるための詠唱を始めました。
巨大な魔力の動きで風が渦巻いています。
そして五つの魔法湖の構成が繋ぎ終わった時、空には巨大な構成が浮かび上がっていました。
ラナクの野望の実現が目前となった時 急に魔力の供給が途絶えティナ―シャが立ち上がり、大規模な構成に向けて手を上げティナ―シャの支配下に置いてしまいました。
ティナ―シャの本当の目的
ティナ―シャの真の目的とは、四百年前ラナクが召喚し制御に失敗し吹き荒れた魔力によって亡くなり、飛び散った魔力と共に魔法湖に縛られている魂を解放することでした。
それには、召喚者しか知らない「魔法湖の定義名」が解らなくては、構成を呼び出し繋ぐことができないということです。
そのためにティナ―シャは四百年間ずっとラナクを探し続けていました。
もうスゴイとしか言えません!!
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そして戦いへ
ティナ―シャは、構成を支配下に置くとそれを解体し昇華するためのものに組み替える為に魔力を注ぎました。
ラナクは、構成が完全に自分の手から離れてしまったことを感じ、ティナ―シャを攻撃するようにクスクルの魔法士に命じました。
しかしティナ―シャは、構成に魔力を注ぎながらも側近に集めさせた黒曜石を使い転移させられた人たちの周りに結界を張っていました。

管理人蒼雫のプチ知識
黒曜石とは、実際にパワーストーンでもあり
防御や守護の役割を果たすと言われています。
結局クスクルの魔法士により召喚された魔物に破壊され、
結界が消えてしまいましたね。
そして、ティナ―シャのピンチにオスカーが敵の攻撃を弾きました。
その時の「どうして欲しい?」「十分だけ時間を下さい」「分かった」の会話でも二人の信頼の強さを感じます。
激しい戦いとなり、苦戦する中でタァイーリの王子ルストはタァイーリ国がやってきたことの重さを感じたようです。
そしてティナ―シャは魔法湖を昇華する魔法に加えて もうひとつの魔法の行使で『トゥルダールに伝わる十二精霊の召喚』の場面は圧巻でしたね。(二つの魔法を同時に使う二重詠唱はかなり高度な技術で使える者も限られているそうです)

管理人蒼雫のプチ知識
『トゥルダールの精霊』とは
初代トゥルダール国王が召喚し国に封じた「上位魔族」のことです。
今まで「上位魔族」の複数使役は不可能とされていました。
しかし今回十二体 全ての『精霊』がティナ―シャの召喚に応じ使役されたのは驚異的な事だそうです。
そして「精霊」たちの活躍もあり戦いはティナ―シャたちの勝利に終わり、魔法湖に縛られていた魂も解放されました。
ラナクがオスカーに追い詰められた場面で、オスカーの問いかけに「何も感じなかった。あいつはただの道具だ」と答えました。
ラナクはティナ―シャに対して、愛と妬みなどいろいろな感情があったと思いますが、この場面では自分の生涯を閉じるためにわざとその答えをしたようにも感じました。
しかしその答えは、オスカーの心にしこりとなり残ってしまったようです。
戦いの後
全ての戦いが終わった後で、ガンドナの将軍がオスカーに対し「何をすべきかお分かりですね」と声をかけました。(もちろん魔女討伐の件です)
ティナ―シャは全てをやり終えて 後は自分が消えるだけという気持ちで「アカーシア」に貫かれるのを覚悟していました。
そしてオスカーはティナ―シャに近づき「ルクレツィアの術が解けた時、俺が言った言葉を覚えているか?」と言いオスカーがアカーシアを抜きかけた時、ティナ―シャはオスカーの腕の中に倒れ込んでしましましたね。(構成の組み換えや精霊召喚で魔力を使い切ってしまったようです)

管理人蒼雫
のプチ知識
ルクレツィアの術が解けた時言った言葉とは、「俺にお前を殺させるな」という言葉でしたね。(アニメUnnamed Memory 第3話を見て復習して下さいね)
ティナ―シャは一週間眠り続け目が覚めた時は、オスカーの婚約者になっていました。
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最後に
今回は前半の一番盛り上がる回で、ティナ―シャが四百年間抱き続けてきた妄執との決着がついた場面ですが、やり切ってしまった後のティナ―シャの精神状態が心配ですね。
オスカーは婚約者となったティナ―シャをどう支えていくのでしょうか?
これからの二人の感情の動きにも注目です!!
最後までお読みいただきありがとうございました。